エイズ検査

エイズの治療法は現代でも無いって本当?

世界の医学は日々進化していっています。エイズが世界に現れてから、かなりの期間があっていることもあり、研究も進んでエイズの治療法も発見されているのではないか、そんな風に考えている人はいないでしょうか。

確かに、エイズの治療法に関する研究は日々進められています。現代の進んだ医学と科学によって、エイズに有効な治療薬がすぐにでも開発されることを、私自身も願ってはいます。しかし、現状では、発症したエイズに対して有効な治療法は確率されていないというのが現実なのです。

エイズの治療薬の開発が難しい理由はいくつかあります。

まずは、HIVを予防するためのメカニズムが今日でもよく分かっていないこと。また、エイズは潜伏期間が長いことや、HIVの表面蛋白質が刻々と変化していくために、あるHIVに対して効果のあるワクチンが開発されても、別のHIVには効果がない場合もあります。そして、HIVは私たちの細胞遺伝子の中にも組み込まれるため、いったん組み込まれたHIVに対してはワクチンの効果が期待できないことも、大きな問題です。

では、エイズを発症したら、何もできることはないのかといえばそんなことはありません。HIV感染後期、エイズを発症すると起こる問題は細菌・真菌・原虫・ウイルス等による日和見感染です。日和見感染とは、健康な人では感染しないような細菌などに、免疫力が低下しているために感染してしまうものですが、この日和見感染に対しては有効な薬があります。症状が出るたびに、日和見感染を一つずつ治療していくことはできるのです。

しかし、HIVウィルスそのものに有効な治療薬は、一部のウィルスを除けばまだ開発されていません。そのため、免疫が低下している状態そのものを治療することはできないのです。日和見感染は次、また次と起こることになり、合併症などを起こせばだんだんと手に負えなくなり、いずれ死に至ることになります。

ただ、HIVウィルスを完全に排除する治療法はまだありませんが、治療法の研究は日々進歩しており、エイズの発症をおさえる薬は開発されています。ウィルスを完全に排除できなくてもHIVキャリアとして、エイズを発症しないまま健康に暮らしている人もたくさんいます。

現在は、数種類の薬剤を服用することによってエイズの増殖を抑える治療が効果をあげていますが、副作用があったり、治療にかかる費用かなりのものになります。

まずはHIVに感染しないように、正しい知識を持ち予防に努めることが大切です。そして次に大切なのは、もし感染してしまったならば早期発見、早期治療をすること。HIVに感染してもエイズを発症しないようにすることなのです。

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