エイズ検査

未知のエイズが中国で発症している?陰性エイズの正体とは

隣国中国で、従来のHIV検査では発見できない「陰性エイズ」という全く新しい未知のエイズが発症しているという話しを耳にしたことがないでしょうか。

初めに断っておくと、この陰性エイズは医療機関などで正式に認定されたものではなく、現段階ではあくまで未確認のものです。ただ、この陰性エイズが日本にも上陸したという噂も飛び交っており、中国など一部ではパニックになっているということもあり、ここで取り上げてみたいと思うのです。

この全く新しい未知のエイズだという陰性エイズがどんなものだと言われているのかというと、はっきりいって正体は全くわからないものです。中国の広東省を中心に自称陰性エイズという患者が多数現れており、その症状はリンパの腫れ、皮下出血、発疹、白い舌苔などエイズによく似た症状だと言われています。しかし、HIV検査を受けても結果はそろって陰性。そのため、一部で新種の奇病と報じられたことから、ネットを中心に陰性エイズとして広がり、パニックとなりました。

日本にも、陰性エイズの患者だと主張する人が現れはじめています。国内外で売春婦などと性交渉をしてからエイズと類似する症状が出始めたものの、HIV検査は何度受けても陰性だというのです。検査が陰性な以上、治療などを行うことはできず、自称陰性エイズの患者たちはみな途方にくれているといいます。

こうした騒動を受けて中国の医師らは、何らかの理由で陽性にはなっていないが従来のエイズの可能性は否定しないとした一方で、調査の結果、エイズを過度に恐れることによる恐怖症の一種、つまり心因性の症状だとして陰性エイズが新種のウィルスによりものだという考えを否定しています。

しかし、今回陰性エイズが報じられた広東省はSARSの存在を隠ぺいしつづけたという過去があるために、政府の発表は信じられないとして、陰性エイズが新種のウィルスだと信じる自称患者数も増えているのが現状なのです。
 
中国政府の発表のように、心因性によるものなのか、何かの理由で陽性にならない従来のエイズか、それとも新種のウイルスによるものなのかは、日本でもまだ結論が出ている段階ではありません。また、HIVに似た別の病気である可能性も否定できないことから、この陰性エイズについては、これから日本でも調査していくべき問題だというように考えています。

ただ、対岸の中国でパニックを起こし、日本にも飛び火してきた陰性エイズ問題ですが、現時点で過度のパニックを起こす必要は個人的にはないと考えています。私たちが行うべきことは、今までと何も変わりません。HIVに感染するような機会を避けること、性交渉を行う際にはコンドームを使用し感染のリスクを避けること、また少しでも不安があれば検査を受けて早期発見と早期治療に努めることです。

関心をもって先行きを見守るべき問題だとは思いますが、過度にパニックにならずに、冷静にものごとを判断できるようになってもらいたいと思います。

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