エイズ検査

エイズを知るなら知っておきたい!!薬害エイズ問題とは何なのか

「薬害エイズ問題」という言葉をニュースなどで耳にしたことはないでしょうか。ある時期には連日ニュースを騒がせ、皮肉にも日本国内において「エイズ」という病気の知名度を上げる一翼を担うことになった事件でもあります。

この事件は、1980年代に、血友病という、血液凝固因子の不足により血液の凝固異常が起こる病気を持った患者、つまり簡単にいえば一度出血をすると、血が止まらないという病気をもった患者に対し、加熱などでウィルスの不活性化をしていない血液凝固因子製剤(非加熱製剤)を投与したことで、多数のHIV感染者とエイズ患者を生み出した事件です。

事件の原因は、血液凝固因子製剤の原料である血液の提供者がHIVに感染していたことで、ウィルスの不活性化を行わないまま製剤を流通させたことで、世界的に薬害によるHIVおよびエイズ感染が起こったものです。

後にはウイルスを加熱処理で不活性化した安全な加熱製剤が流通したため、薬害の原因となった物は非加熱製剤と呼ばれています。この非加熱製剤による薬害は世界的なものでしたが、世界の中でも日本だけが安全な過熱製剤が開発されてからも2年以上にわたって問題を放置したために、HIVに汚染された血液製剤が流通し続け、多くのHIV患者と、エイズを発症したことによる多数の死者を出したのです。

この事件では、非加熱製剤を販売、流通させた製薬会社と、非加熱製剤を承認した厚生省に対し、損害賠償を求める民事訴訟が提訴されており厚生大臣が謝罪し、1996年には若いが成立しました。

また、加熱製剤の日本における販売が開始され、十分な供給量を確保することが可能となったにもかかわらず、非加熱製剤の回収などの措置を講じなかったとして製薬会社や当時の医師など数名に対して、刑事裁判でも有罪が言い渡されています。

ニュースなどで報じられる機会はめっきり減りましたが、和解や有罪判決が出ても、この事件でHIVに感染し、今でも病気と闘っている人は、国内にまだ多数いるのです。

時間とともに風化してもらいたくない、日本におけるエイズについてを知る上では欠かせない問題なのです。エイズを知るならば、知っておいてもらいたい事件です。

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